2021年宇宙の旅④ あなたを生きて
シャスタで弔いのワークが行われる。
そこまではわかったものの、
それがどうやって行われるか、
マウイにいる時点ではまだ謎だった。
とりあえずだんだんと形になっていくだろう!
と思い、そのとき見えているイメージを人々に共有した。
お花と美味しいものを捧げたり
キャンドルを灯して、、。
私たちの中の大地に帰ろうとしている存在と
お通夜のように添い寝して見届ける。。。
そんな風に過ごしてみて、とお誘いをした。
自分なりに出来る限りのことはしているけど
確証のないものを人々にシェアするのは、
正直毎回ドキドキする。
そんな風に緊張していたら、
シャスタに飛び立つ飛行機の搭乗口に、
こんなステンドガラスに彩られていた。
太陽と月はまるで、
光と闇を内包するペルセポネ。
彼らが送る慈愛が、星々に、世界に、
そしてその美しい空のもと
添い寝をする2人の元に届いている。。。
それはまるで宇宙からのOKサインで。
ホッとした。
それにしても、なんて美しいんだろう、、、
弔いワークをする日も
ピンときた日付で指定した。
みんなで集っているイメージも浮かんだので、
日本の人たちにとって寝る前の時間
かつシャスタにいる私が起きられる時間で、
1時間ほどzoomで集う場も用意することにした。
お通夜的な時間を過ごすのだから
こちらもうんと早朝の時間、暗い中から繋がる方が
日本のみんなと雰囲気がマッチしていいだろうと
最初はシャスタの朝5時に設定しようとした。
だけど体から
「もっと寝させろや (オコ」
と言われたのでw
シャスタの朝6時、日本の夜9時に設定。
「朝日が何時にのぼるか知らないけど、
6時はまだ暗がりの中でありますように」
そう願いながら眠りについた。
(マスターベッドルームからは夕焼けに染まるシャスタが見える。あぁ贅沢♡)
翌朝、私は薄明かりの中で目を覚ました。
きょうだい達を話し声で起こさないように、
離れ小部屋のサウナに移動した。
サウナの大きな窓の真正面に鎮座するシャスタ。
裾野の向こうから光が見える。
しまった、、、、
もろ日の出と被ってんじゃん、、、。
全然暗くない、、、お通夜感ゼロぢゃん、、!!
一瞬焦る私だったけど、
その圧倒的な美しさに見とれ、
すぐにそんなことどうでもよくなった。
それよりもシャスタがこの美しさを
私たちに分かち合ってくれることが、
ただただ嬉しかった。
zoomのミーティングルームを開ける時間になり、
人々がポツリポツリと入り始めるとともに、
シャスタの裾野から、太陽が顔を出した。
私も、集った人々も皆、
長い沈黙の中で、その光を見つめ続けた。
途中、カメラのど真ん中にリスが登ってきて、
私たちに何かをアピールするように、
しばらくそこにい続けた。
このタイミングで、この場所で、
こうしてこの朝日を見ていることを、
まるで祝福するかのように。。。
ミーティングルームの扉を開けて
人々が入りだすとともに顔を出した太陽は、
ミーティングの扉を閉める時間とともに
完全にその姿をあらわにした。
そのタイミングの完璧さと、
暗闇の中から見る朝日の美しさに、
ただただ胸が打ち震えていた。
これは私にとって、
とても意味深い出来事だった。
実はシャスタに着いた時、
シャスタのエネルギーがとーーーっても軽くて、
そしてきょうだい達と出会えた喜びに満ちていて、
私の中で「弔いモード」は終わっていたのだw
(マウイでたんまり1人でワークしたってのもある)
だけど、弔いエネルギーがあることを尊重したいし、
皆をそこにお誘いしといて
張本人がそこにいないとかってダメぢゃん
って、自分を弔いモードに閉じ込めようとしていたんだ。
自分の体に無理言わせてでも
暗い時間に起きようって思ったくらい、
みんなと一緒に居たかった。
みんなと一緒にいないと、
同じエネルギーの中にいないと、
愛しているって、
尊重しているって、
伝わらない。
そんな風に信じて、
頑なに頑張っている女の子が
私の中にいたのだ。
私はそうやって、
ずっとずっと、
レムリアの人たちに
しがみついていたような気がする。
亡くなった彼らの
すぐそばにいないと
どれだけ彼らを愛していたかを
伝えられないって。
あなたたちが大事だよ。
あなたたちが大好きだよ。
あなたたちを忘れないよ。
そう伝えるために、
私も一緒に氷の中に居続けていたんだな、、。
だけどシャスタの朝日は、
そんな私の思い込みを吹っ飛ばしてくれた。
その場に集った人々は、
それぞれに朝日を受け取っていた。
私もまた、日本の夜を味わいながら
朝日を見つめていた。
光か闇か、といったちぐはぐはそこになく、
ただただ、光と闇が同時にそこにあった。
あの時みたステンドグラスのように、
太陽と月が共にいた。
真逆の場所にいて、
全然違うエネルギーだけど、
ともに、それぞれの居場所を
喜んでいた。
ふと、声が聴こえた気がした。
「今まで側にいてくれてありがとう。
私は私の世界で、大丈夫にしているから。
もう、あなたはあなたの世界を生きて。」
私の中の女の子は、泣きに泣いた。
⑤へ続く
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