愛し方を覚え直してこい
「意図を持ったありのまま」
「構造が伴う本物さ」
がマイブームな今日この頃。
リラックスしたところから自然に現れるありのままも最高だけど、
意図的に作られた構造の中でどれだけ本物さと繋がってられるか。
自然と溢れるものに任せるのではなく、あえて表現できるか。
そんな練習の意味で、カメラに向かってわざと
ポージングしながら力を抜くみたいなのを試してる。
時には気持ちよくできて、時には苦しくなってしまう。
苦しくなるのは、意図した形が、世の中の価値に飲み込まれてる時。
自分にとっての美しさ、楽しさ、気持ちよさの形を創っているつもりが、
気づいたら世の中の“良い”基準に引っ張られて、
ホントはやりたくもない形に自分をはめこもうとしてる時。
意図や構造化は男性性と思うんだけど、
私の中の男は、生まれてこのかた「こうあるべし」
の筋力をさんざん鍛えられ上げられてて。
だから彼を破棄し、その力を発揮させないことで、
なんとか私の中の女を守ってきた。
だけど、男自体には罪はないんだ。
筋力自体に悪意はないんだ。
女が本当に欲している愛し方を知らないだけで、
ほんとは女に、いのちに、尽くしたいだけなんだ。
私は私の中の男も生きたい。
だからあえて、内なる女と男のコラボレーションに挑戦してるんだけど、
男はまだ新しい筋力の使い方を知らないから、
気づけば世界はこれを求めているんだと強要してくる。
美しくあれ。
輝け。
成功しろ。
その無言の圧力に溺れそうになる私に、パートナーがカメラをむけ、
「くそっっくらえ!!って言ってやれ」
とつぶやいた。
涙がでた。
ほんとそうだ。
女らしくあれ
セクシーでいろ
可愛げをもて…
全部全部くそったれなんだよ!!
私の中の男よ、お前の仕事は
私に社会がよしとする服を着せることじゃなくて、
私のいのちにあわせた完全オーダーメイドの服を、
家を、世界をつくることなんだよ。
おぼえとけ!!
そしていっぱい泣いてこい。
女を愛したい形で愛してこれなかった悲しみに、
やりたくもない仕事を強要された痛みと怒りに、
私はちゃんと耳を貸すから。
0コメント