対立を超えた世界の色合い
ローズピンクポマンダーがやってきた。
10月に生まれて以来、待てど暮らせど日本には入荷せず。
待ちきれなくなってヨーロッパから来てもらうことにした。
オーダーから待つこと1ヶ月。
天秤座満月に合わせるように、その子は届いた。
箱を開けてみると、出てきたのは予想とはずいぶん色の違う子達。
ピンクというより、ディープマゼンタを薄くした色に近い。
仕入れ先に問い合わせてみると、
初期イギリスから届いた子達はもっとピンクだったけど、
今出回っている子達は、この色合いらしい。
成分の関係で、前みたいなピンク色が今は出ないのかな、、?
オーラソーマのプロダクツはナチュラルな成分で作られているから、
工場の製品のようにおんなじものを確実に作れない。
「生きている」プロダクツだからこその美しさとパワフルさがある。
それはわかる。
色が前と同じでなくても、
入っているクリスタルやハーブは同じで、
そこからやってくるエネルギーは同じである。
それもわかる。
でもさ、このプロダクツを買うときに、
そういったオーラソーマの哲学を完全に理解して了承して買う人ばかりではない。
オーダーしたサイトに載っているピンク色の写真に同意して注文しているわけで、
それと同じものが届くというのがベースにある合意事項じゃないのかい?
(多少の色合いの違いならわかるけど、これ、もはや別の色。。。)
オーガニックやスピリチュアルな世界は大好きだけど、
だからと言って合意事項に対して責任を一切取らなかったり、
「これも意味があること」みたいに受け入れるのを強要するのって、
スピリチュアルハラスメントやんけ
と、どうしても思っちゃうんだよね。
マインドでは理解し得ないスピリチュアルな世界も、
マインドで合意した世界も、
両方大切にできる世界をどう創造するのか。
その問いが今再び、目の前に置かれている。
光にかざすと、うっすらピンク色が現れる。
10月にローズピンクポマンダーが誕生したとき、
「2極の対立を超えていく」
「第3の道を歩む」
というメッセージとともに、私の世界にやってきた。
そして今、手元に届いた。
「さぁ、どうやってこの対立を超えていく?」
と言わんばかりの状況とともに。
そんな中、ふと、
昔勉強していたプロセス指向心理学の言葉たちが脳裏に蘇った。
目に見えて、測りやすく、共通の合意がされる世界のことを、
プロセス指向心理学の中では「コンセンサス・リアリティ」と呼ぶ。
(今回でいうと、写真と同じものを届ける、という合意の世界)
対して、より内的で、目に見えず、
共通の合意が難しい現実は「ドリーミング」の世界と呼ばれる。
(今回でいうと、「生きているプロダクツ」によってもたらされる揺らぎの世界)
そして、プロセス指向心理学には、もう1つの「現実」がある。
3つ目の現実。
それは「エッセンス」の世界。
ドリーミングやコンセンサス・リアリティが生まれる前の、
それより根底にある、源である世界。
ここに繋がり直すことが対立を超えていくことに大切なのだと
プロセス指向心理学は教えてくれている。
オーラソーマで「源」を表す色は、
ディープマゼンタだ。
そう思うと、今回のローズピンクポマンダーが
ほぼマゼンタの色で届いたことも、腑に落ちる。
それに、ついこの前作った陰陽スープの色にそっくりだ。
私にとって今一番大切な場所で、
ローズピンクの花々とともにお祝いした春分に作ったスープ。
紫色のカリフラワーで作ったら、
鮮やかな紫色にならなくてちょっとがっかりしたけど、
おかげで陰陽マークに化けて、みんなも喜んだし、
自分も楽しかった、そんな大切な思い出のスープの色と同じ。
なんだかそう思うと、
どんどんこの色が愛おしくなってきた。
春分・新年のお祝いご飯@ローズ咲き誇る花園にて
ローズピンクで、春分と命のお祝いをした。
最初は思っていた色と違いすぎたショックで
ありのまま見れなかったポマンダー達だけど、
最初の期待なしでただただその子たちを見ると
なんとも愛おしい色合いだし、
すごくワクワクしている自分にも気づく。
そのワクワクと喜びに没頭していると、
勝手に対立を超えて、
クリエイティブな未来に向かっている。
「なんか納得できないことも色々あるだろうけど、
それ全部超えたところにある光の源とつながって、
もうそれを生きていけばいんじゃん♪」
って軽やかに思わせてくれる。
「どんな評価判断も決して触れられない、
不可侵で神聖な自分のパワフルさ」
に繋げてくれる。
そんなアルケミーを起こしてくれる、
それこそがローズピンクの世界なのかもしれない。
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